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胆石が出来て死にかけた話④
とうとう始まる入院生活!
前回、胆石による胆嚢炎だけでなく、急性膵炎まで発症していることが判明。
そのまま緊急入院することになりました。
そして、まず行うことになった治療は、
・急性膵炎を落ち着かせる
・胆嚢・胆管の状態を確認する
・石が詰まっていれば取り除く
といったもの。
ただし、まずは何よりも
急性膵炎を落ち着かせることが最優先
とのことでした。
膵炎の治療は、とにかく膵臓を休ませる
膵炎になったら、薬を飲んですぐ治る!
……というようなものではないらしいです。
自分の場合は、まず膵臓への負担をできるだけ減らしながら、炎症が落ち着くのを待つことになりました。
そのために始まったのが、
絶食&大量の点滴生活。
食事は一切なし。
そして点滴は、
1日約4リットル。
これが、まず1週間以上続くことになりました。
1日4リットルの点滴生活
「点滴4リットル」と聞いても、最初はあまりピンときませんでした。
実際に始まってみると、これがなかなか大変。
2〜3時間おきに点滴のパックを交換してもらうことになります。
当然、それだけ大量の水分が身体に入ってくるので、尿もどんどん出ます。
しかし、こちらはベッドから起き上がることすらできない状態。
そこで登場したのが、
尿道カテーテル。
人生初の尿道カテーテルです。
入院直後に入れてもらうことになりました。
ただ、このときはすでに胆嚢炎+急性膵炎で激痛。
さらに数日間ほとんど眠れておらず、意識も朦朧としていたので、
「何をされても、お腹の痛みの方が強い」
という状態でした。
それよりも最初に気になったのが、尿道カテーテル独特の感覚。
自分でトイレに行っているわけではないのに、勝手に尿が出ていくので、
「これ、お漏らししてないよね……?」
という感覚がずっとあって、最初は不安で仕方ありませんでした。
1週間、一歩もベッドから動けない
ここから1週間くらいは、本当に何もできませんでした。
一歩もベッドから動けない。
食事もできない。
できることといえば、
水を飲んで、朦朧とした意識の中で眠るだけ。
起きているのか寝ているのかも、だんだん分からなくなってきます。
時間の感覚もほとんどありませんでした。
強い痛み止めを使ってもらうことに
痛みがかなり強かったため、「ブプレノルフィン」というオピオイド系の鎮痛薬も使ってもらっていました。
さらに痛みが強いときには、追加で鎮痛薬を投与してもらうこともできたので、最初の頃は何度もお願いしていました。
それでも、
「痛みが完全になくなった!」
という感じではありません。
少し楽になって、また痛くなって、追加してもらって……。
そんなことを繰り返していました。
そして、この頃は痛みとは別に、もう一つかなり大変なことがありました。
幻覚・幻聴・せん妄がすごかった
薬の影響だったのか、激しい痛みや睡眠不足、身体の状態によるものだったのかは分かりません。
ただ、入院して最初の1週間くらいは、
幻覚・幻聴・せん妄のような状態がかなりひどかったです。
今でも覚えているのが、
視界がずっと真っ赤。
そして、
永遠にどこかへ落ち続けているような感覚。
さらに、誰かに命令されたり、何かを指示されたり、
「これをやらなければいけない」
という謎のノルマのようなものに、ずっと追いかけられていました。
夢なのか現実なのかも分かりません。
目を覚ましたと思っても、まだその世界の続きにいるような感覚。
今思い返しても、この最初の1週間については記憶がかなり曖昧です。
そして地味に重要だった「iPhoneを回収できたこと」
もう一つ、入院してから気づいたことがあります。
「病院って普通にWi-Fi飛んでると思ってた……」
自分が入院したところでは、少なくとも自分が使えるWi-Fi環境がありませんでした。
前回、あれだけ苦労してタクシーに忘れたiPhoneを回収しましたが……
あのとき回収しておいて本当に良かった。
もしiPhoneを回収できず、
「iPadがあるから大丈夫でしょ」
と思って入院していたら、かなり困っていたと思います。
iPhoneがあったおかげで、
・家族への連絡
・猫の世話をしてくれている友達とのやりとり
・仕事関係の連絡
などをすることができました。
もちろん普通に仕事ができる状態ではありません。
それでも、テキストで最低限のやりとりができただけでも本当に助かりました。
前回は、
「激痛の中、なんでわざわざ遠い交番までスマホを取りに行かなきゃいけないんだ……」
と思っていましたが、結果的には大正解でした。
最初の1週間は、ほとんど記憶がない
こうして始まった入院生活。
絶食。
1日約4リットルの点滴。
尿道カテーテル。
強い痛み止め。
そして、幻覚・幻聴・せん妄。
最初の1週間は、本当にただ生きているだけという感じでした。
一歩もベッドから動けず、水を飲んでは眠る。
起きても現実なのか夢なのか分からない。
そんな日々が続きました。
ただ、時間が経つにつれて少しずつ身体にも変化が出てきます。
ようやく入院生活にも、少しだけ落ち着きが見え始めました。
次回、へ続きます。
