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胆石が出来て死にかけた話⑤
前回、緊急入院してから最初の1週間について書きました。
絶食。
1日約4リットルの点滴。
尿道カテーテル。
強い痛み止め。
そして幻覚・幻聴・せん妄。
ほとんどベッドから動くこともできず、記憶もかなり曖昧な1週間でした。
今回は、そこから少しずつ回復していった頃のお話です。
両腕に点滴をすると何が大変?
入院中は、
右手に水分補給の点滴。
左手に痛み止めの点滴。
という状態でした。
両腕に点滴をしていると、何が大変だと思いますか?
もちろん、立ち上がったり歩いたりするのも大変です。
ただ、この頃はまだ歩ける状態ではありません。
尿道カテーテルも入っているので、トイレに行く必要もなし。
では、何が大変なのか。
正解は……
腕から採血ができない!
でした。
毎朝、足から採血される生活
入院中は血液の数値を確認するために、ほぼ毎朝採血がありました。
しかし、両腕には点滴が入っています。
ということで、
採血は足から。
毎朝、足から血を採られていました。
「足から採血って痛そう……」
と思うかもしれませんが、この頃はまだ意識も朦朧としていたので、
足だから痛いとか、そんなことを気にしている余裕すらありませんでした。
そして、採血に関して今でも一つだけ謎の記憶があります。
お腹から採血された……気がする
これが妄想の世界での出来事なのか、本当にあったことなのか、今でもはっきりしません。
前回書いた通り、この頃は幻覚やせん妄もかなりひどかったので、記憶がごちゃ混ぜになっています。
ただ、一度だけ看護師さんではなく担当医の先生が採血に来たとき、
お腹あたりから採血された記憶があるんですよね……。
「採血って、そんな体中どこからでもできるの!?」
と衝撃を受けた記憶だけは残っています。
果たして本当にお腹から採血されたのか。
それとも完全に幻覚だったのか。
今となっては謎です。
1週間ぶりの食事!……ではなく謎のジュース
そんな状態で1週間ほど続いた絶食生活。
ようやく絶食が終わりました。
「ついにご飯が食べられる!」
……と思ったら、出てきたのは食事ではありません。
謎の紙パックのジュース。

「ペプチーノ」という200mlの栄養補助飲料で、小さい紙パックながら、カロリーや糖質などを補給できるもののようです。
これが食事の時間になると出てくるようになりました。
ただ、この頃もまだ意識はかなり朦朧としています。
そのため、自分は盛大な勘違いをしていました。
一緒にカップで出てくるホット麦茶を、
「これはスープなんだ」
と思って飲んでいました。
自分の中では、
麦茶のスープがメインディッシュ。
紙パックのジュースはおまけ。
という認識。
しばらくしてから、
「あれ?こっちのジュースが栄養補給のメインなのでは……?」
と気づきました。
入院10日目くらいで、ついに「ご飯」が出てきた
そして入院から10日ほど経った頃。
ようやく食事らしい食事が出てくるようになりました。
とはいっても、まだ普通のご飯ではありません。
すべてが液体に近い、おかゆとおかず。

それでも、1週間以上ほとんど何も食べていなかった自分にとっては大きな進歩です。
そして、自分で食事を取れるようになったことで、
ついに点滴が外れました!
さらに、
尿道カテーテルも卒業!
ようやく身体からいろいろな管がなくなっていきます。
このあたりから、
「少しずつ人間の生活に戻ってきたな……」
という感じがしてきました。
次は胆嚢と胆管を詳しく検査
急性膵炎自体は少しずつ落ち着いてきました。
ただ、まだ体調も万全ではなく、血液検査の数値も良くありません。
そこで次は、今回のそもそもの原因となった胆嚢や胆管の状態を詳しく調べることになりました。
本来であれば、内視鏡を使って胆管周辺を詳しく確認し、もし石が詰まっていればそのまま取り除く処置も検討できるとのこと。
ただ、自分の場合はまだ身体の状態が良くなかったため、
まずは状態を確認する検査だけを行う
ことになりました。
そして検査の結果……
詰まっていたと思われる石は、すでになくなっていました。
どうやら自然に流れていったようです。
流れた石は、そのまま消化管を通って最終的には便と一緒に排出されることもあるとのこと。
あれだけ自分を苦しめた石は、いつの間にかいなくなっていました。
あとは血液の数値が戻るのを待つだけ
胆管に石が詰まっていないことも確認できました。
急性膵炎も少しずつ落ち着いてきた。
あとは、
血液検査の数値が正常に近づくのを待つ。
血液検査では、炎症の程度など身体の状態を確認できるそうで、毎日の採血結果を見ながら経過観察が続きました。
そして、そこからさらに1週間ほど入院。
少しずつ数値も改善していき……
合計約3週間で、一旦退院!
2026年1月22日に緊急入院。
そこから約3週間。
ようやく、
退院できることになりました!
最初の1週間はほとんどベッドから動けず、絶食と点滴だけ。
そこから少しずつ飲めるようになり、食べられるようになり、点滴が外れ、尿道カテーテルが外れ……。
入院したときは自分で病院の入口から歩くことすらできなかったので、かなり回復しました。
ようやく家に帰れます。
猫にも会えます。
これで一件落着!
……と言いたいところですが、
「一旦」退院です。
ここがポイント。
そもそもの原因となった胆石・胆嚢の問題が、これですべて解決したわけではありません。
そして退院後は、
検査、検査、また検査。
新たな生活が始まることになります。
次回へ続きます。
